行ってきました、駅ピアノ

緊急事態宣言が明けた頃「国立の駅ピアノに行ってみませんか?」と、通っているジャズオルガン教室「RIERO MUSIC HOUSE」のお仲間からお誘いがありました。桜もきれいな季節なので花見も兼ねてということで、先生とお友達と私の3人で国立へ。

コロナの影響なのかどうかわかりませんが、弾ける時間は12:00~13:00・17:30~18:30だけだというので、12:00前目指して集合!
ピアノの脇に弾きたい人が名前を書く欄があったのですが、なんと4枠のうち3枠はすでに記入済み。慌てて残りの1枠に「RIERO MUSIC HOUSE」と記入。持ち時間は10分なので、私たちは3人で順番に10分を使おうということに。

時間になり見ていると、弾き始めたのはダンディなおじいちゃま。美しい音でのベートーヴェンの「月光」。1曲弾き終わったところで「私は55歳でピアノを始めたのですが…」という話をされ続いてリストの「コンソレーション」。見事な演奏でした。
次に椅子に座ったのはそれより少し若いおじさま。倉本裕基の曲や「美女と野獣」など、聴きやすい曲は駅ピアノにぴったりの選曲。

そして、私たちの番。お友達の「酒とバラの日々」JAZZがこの場に新鮮でした。

で、私ですが、今回はJAZZではなく生徒さんが来月の発表会で弾く予定のものを弾いてみようと用意していました。ショパンの「エチュード10-1」。アニメ「ピアノの森」のオープニングテーマです。慎重に弾き始めたのですが…あっ、椅子が低い(どんな高さでもある程度弾けるものですが、これを弾くにはもっと高い位置に座りたかった)。そして、ゆっくり目に弾こうと思っていたのにだんだん速くなっている(汗)。結局予定通り?グダグダになりました(笑)。でも、大事なことを再確認しましたよ。

① 座ったら椅子の高さと位置を確認する(今更?)
② 速く弾こうとしない(弾けると思うな!)

いつも生徒さんに言っていることがそっくりそのまま自分に当てはまりました。発表会前に生徒さんたちに念押ししなきゃ。

その後の先生の「Over the Rainbow」は圧巻でした。その場にいたすべての人が演奏にくぎ付けになっていたのではと思うほど。
弾き終わるのを待っていたかのように女の子がやってきて椅子に座ったので、残り時間を譲りました。たくさんの人が弾けた方が楽しいものね。そして「紅蓮華」を弾いた男の子。楽譜を見ると練習の軌跡がわかります。最後の男の子、青いバイエルだ!その曲知ってる~懐かしすぎる(「にわか雨」という曲なんだけど、本のイラストも昔のままでした)。

終わってから「今日は男子率高かったね」と話しました。実際は男子4名女子4名で同数なのですが、男の人や男の子が弾いていたという印象が強かったです。以前、体験された男の子のお母様から「ピアノを習っている男の子は少ないですか?」と聞かれたことがありますが、決して少ないとは思いません。当教室(桜新町)においても、半数近くが男子です。男女にかかわらず、ピアノに親しむ人が増えるといいなと思います。そして、気軽にストリートピアノを弾けるような環境がもっと増えてくれればと願います。