苦手を得意に(小3の男の子・Kくんのレッスン)

小3のKくん、いつものように聴音の準備をはじめたらなんだか浮かない顔。
「どうしたの?」
「…(無言)」
「何かあったら言っていいよ」
「…ほんとはそれ得意じゃない」
「えーーーっ!いつもそんなに間違えないから得意なんだと思ってたよ」

当教室(桜新町)ではエレクトーンを使った聴奏教材を使って、聴いた音を真似して弾くトレーニングを行っています。
それまで1小節聴いたら真似していたのが最近2小節聴いたらになったのが難しかったのかも。
「じゃぁ、今日は(8ビートのリズムをかけながら)短い(1小節の)メロディを弾くからまねっこしてみてね。
得意のハ長調で何度も何度もまねっこの繰り返し。
「よくできるじゃない!」
自信取り戻したかな?得意じゃないって教えてくれてありがとう。気づかなくてごめんね。

続いて音符読み。おんぷドリルを使って課題(ト音記号9問・ヘ音記号9問)を1分以内に読めることを目標にしています。

年末は1分9秒でした。惜しい!今日はクリアできるかな?
ト音記号の問題は調子よく答えられたけど、ヘ音記号になったら急に速度が落ちる。それでも49秒は大進歩。
「ヘ音記号の音符、見てすぐわかる?数えていない?」と聞いたら
「知っている音から数えるものもある」
「なるほどね~それで考えてるから遅くなるんだね」
ヘ音記号の音符カードを出してきてフラッシュカードのように見せて特訓。

「これがすぐわかるようになったら、ヘ音記号の音符読むのが楽になると思うんだよね」と言ったら
「俺もそう思う!」
わかってるなら頑張ろう(笑)
特訓の成果あって、再度挑戦したおんぷドリルは40秒でした。忘れないように来週も特訓しようね。

弦巻さかもと音楽教室(桜新町)では苦手を見つけて得意にさせてあげられるように考えています。